1歳半検診引っかかったその後やってよかったこと3選【自閉症育児】

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発語なし、超多動、知的障害あり、睡眠障害あり
そんな自閉症の息子を、療育センター働くママが試行錯誤しながら育てています🌱
可愛いけれど、大変すぎる毎日です💦
お兄ちゃんのしろくまは、優しすぎる繊細ボーイ👦

こんにちは、やむやむです☺

1歳半検診で、子どもの発達について指摘をされたとしても、具体的に何をどうしたらいいのかわかりませんよね。

様子見って言われたけど、ただ様子を見ているだけでいいのだろうか?
・発達支援広場を紹介されたけど、月に数回行くだけで大丈夫なのだろうか?
・今後、子どもとどのような関わりをした方がいいのか?
・とにかく、何かした方がいいのでは!?

こんな風にモヤモヤしているママさんも多いと思います。

わたしも1歳半検診後は、毎日モヤモヤし、頭の中はペン太のことでいっぱい。当時はまだ療育施設ではなく、一般企業で働いて今よりは全然知識も情報もなかったので、スマホで『1歳半検診後』について、検索しまくる毎日。

何かできることはないか、少しでも早く何かをした方がいいのではないか。そんなことばかり考えてしまい、発達について詳しい友人や知人に質問攻めもしていました。

当時は、とにかく無我夢中で、ペン太にとって良いと思うことを探し、色々と動いてみましたが、冷静になった今、あのときやっておいてよかったな~と思うことを整理したので、少しお話したいと思います。

よかったらお付き合いください☆

1歳半検診のあと、やってよかったこと

・『自分が住む地域の療育情報』を集めた
・児童精神科を受診し、早々に言語トレーニングを開始した
・ビジョントレーニングに通うことにした

目次

とにかく情報収集

リアルな情報を集めること

まず、一番に行ったのは情報収集です。

と言っても、みなさん当たり前に情報収集しますよね(^^;)今はスマホで色々な情報をすぐ検索できてしまう便利な時代。わたしも夜な夜なネットでいろんな記事を読み漁りました。

でも、逆に情報が多すぎて何が正解なのかわからなくなってしまうことが増え、『いいな~』と思う情報を得ても、自分の地域ではやっていなかったり。そうすると、なんで自分の地域ではやっていないのかイライラしてしまったり。。

あれがいい!と言っている人、それはダメだと言っている人、一体何が正解なの?頭の中は混乱。

情報を集めすぎるのもよくないのかもしれません(-_-)

なので、わたしはネットに頼ることよりも、『この地域に住んでいる子が発達に心配がある場合、どんな施設やサービスを利用しているのか』という、リアルな情報を集めることに重点を置いてリサーチ。

担当の保健師さんや、役所の担当の課などにお話を聞きに行きました。そして具体的に利用できそうな場所や、利用の仕方を聞いて、その中で自分が利用できそうなところに、見学に行ってきました

見学先でも、『ここに来ている子たちは他にどんな所を利用しているのか?』『何か良い情報があったら教えてほしい』と、行く先、行く先で質問攻めをしていたので、ちょっと面倒くさい見学者と思われていたかもしれません(^^;)

正直、役所の方より、療育施設など現場の先生方の方が地域の情報に詳しかったです。現場で実際に子どもたちと接している方が情報を集められるのだと思います。

後ほど書きますが民間療育のビジョントレーニングを教えてくれたのも療育施設の相談担当の先生でした。(保健師さんには、ビジョントレーニングって何ですか?と逆に聞かれました…)

おかげで、地域の療育環境について把握することができ、その中からペン太に合ったものを取り入れることができ他科と思います。

動くのは早い方がいい

ひとつ言いたいのは、とにかく早く動いた方がいいということです。このように、色々と調べたり見学に行ったりしていたら、あっという間に半年が経過していました。

1歳半後に役所の方と面談したときは、保健師さんに『まだそんなに動かなくてもいいよ!』と言われましたが、先着順で埋まってしまう施設は4月産まれの子から申し込みが入っていくので、すぐに見学に行ったはずなのに7月産まれのペン太ですら定員がいっぱいで待機

『いいな~』と思ったところは人気があり入れず、待機。

こんな状況だったので、早く動いてよかったと心底思った次第です。

ちなみに、わたしはペン太が保育園に行っていたので、その間に一人でサクッと見学に行き、後日気に入ったところにペン太と一緒に行くというやり方をしていました。(これがいいことかはわかりませんが💦)

ペン太を連れて何件も見学して回るのは大変すぎて、全然見学できないからです。ゆっくりしっかり見たかったので、保育園にも見学先にも事情を話してお願いしました。

子どもも一緒でないとダメというところもありましたが、大体の所はまずはわたしだけでOKと言ってくれましたよ(^^)

ペン太が利用した療育先は?

結局、ペン太が何を利用することにしたかというと、見学に行ってとても気に入った児童発達支援施設(子どもが単独で通える)にちょうど空きがあったので、年少少(満2歳)の4月から週1日通うことにしました。

使えるサービスや施設の情報は、地域によって全然違うので、情報を集めて、足を運んで自分の目で見てみることをおすすめします。

他の地域の話を聞くと、選ぶほどの療育施設がなかったり、役所の方や保健師さんが親身ではなかったりというところもあるようなので、わたしの住む地域はまだ恵まれている方なのかなという印象ですが、それでもすぐには療育につながれなかったり、まだまだ受け皿は少ないと感じています。

病院を受診した

ペン太の場合、1歳半検診後すぐに病院を紹介されたので、早いうちから通うことになりましたが、もし区役所から勧められていなかったら受診は迷っていたかもしれません。

児童精神科って、なんとなくハードル高いですよね(^^;) 『まだこのレベルなら病院に行くほどではないのでは?』と、当時はそんな風に思っていました。

けれど!わたしの中では病院こそ早くに行ってよかったと思うこと、ナンバーワンです。

ペン太の場合、たくさんの困りごとがありましたが、大きくは2つ。

①発語がない ②眠らない

発語がないに関しては、言語聴覚士による言語トレーニングを早くから受けられたこと。
眠らないに関しては、医師と服薬の相談ができたこと。
そして、何よりわたしの悩みを定期的に聞いてくれる場ができたこと。

あのとき、通院を勧めてもらえてよかったなと改めて思います。

しかも、トレーニングの費用は、子ども医療の受給者が使えるため安いです。

ペン太は受けていませんが、作業療法士さんや理学療法士さんによる機能訓練や、臨床心理士さんによる心理面のトレーニングなどを受けることができます。病院によっては専門士がいないところもあるので、選べるならば訓練ができる病院を選んだ方がいいと思います

病院によっては、保健師さんの紹介がないとNGという所もあるかもしれないので、そのときは保健師さんや役所の担当の方に相談してみてくださいね。『困っていること』を伝えると、病院に繋げてくれるかもしれません。

予約をしてから受診まで3ヶ月~半年ほどかかることもあるようなので、迷っているならばとりあえず予約だけでもしてみることを強くおすすめします。

病院に関しては、言語トレーニングの回数をもっと増やしてほしかったこと、作業療法が受けたかったが無理と言われたなど、若干揉めたこともあるので、今度その辺りも記事にしたいと思います。

どちらも、マンパワー的にできないと言われたことなので仕方がないのですが、療育施設と一緒で、もっと専門士さんが増えてトレーニングが受けられるようになるといいなと思います。

ビジョントレーニングに通った

見学先の相談員さんから紹介してもらったのがきっかけで、2歳からビジョントレーニングに通いました。

ビジョントレーニングとは?

ものを目で捉える力を高め、見たものを正しく認識したり、身体をイメージ通り動かしたりする機能を高めるトレーニングのこと。

ビジョントレーニングをしたくて探した、というより、オープンしたばかりで予約が入りやすく、今すぐにでも始められるということ、家から近かったことで決めました。

公的なものではないので費用はかかりますが、月に3回30分のトレーニングをマンツーマンで行ってくれ、ペン太も楽しく通うことができました。

2歳のペン太は、指示がきけない、興味がもてない、集中力はない…と、とても一般的なビジョントレーニングなどができる子ではなかったのですが、先生が、ペン太に合った手作りおもちゃを用意してくれて、遊びながら毎回楽しそうにトレーニングを受けていました。

平均台を渡る練習や、バランスボール、ボール投げ、的当て、パズルなど、他にも色々ありましたが、こんな感じの訓練でした。

時間的に通うことが難しくなり、今は通っていませんが、短期間でもペン太の課題に対し、しっかりと向き合って対応してくださり、とてもありがたかったです。(約2年ぶりにトレーニングを再開しました!)

何より、発達に心配がある我が子に、少しでもトレーニングをさせているということが、わたしの精神面での安心にもつながりました。

ビジョントレーニングに限らず、色々な民間のトレーニングがあると思います。ペン太はビジョントレーニングの他に、発達に心配のある子向けの音楽教室、障害のある子でも受け入れてくれるスイミングスクール、などが選択肢にありました。

病院や療育などの公的なサービスは、とにかく混んでいて思うように入れなかったり、待機だったりすることが多いので、費用はかかりますが、民間のサービスの方がスムーズに利用ができるかもしれません。

今回、3つのことを紹介しましたが、お住まいの自治体によって施設も制度も環境も違うと思うので、1つの例として受け取っていただけると幸いです。

お読みくださってありがとうございました☺

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