こんにちは☺やむやむです。
今日は、弟ペン太ではなく、繊細すぎる兄『しろくま』の幼児期のお話をしたいと思います。
しろくまは、現在小学校3年生。産まれたときから、とにかく手のかからない子だったしろくま。
夜はぐっすり寝てくれ、特に好き嫌いもほぼなく、黙っていても母の後ろをついてきてくれる。お友達とのもめ事もなく、穏やかで、優しい性格。
そんなしろくまが、節分の鬼が怖すぎて体調を崩したお話をしたいと思います。よろしければお付き合いください☆
・怖いものが多すぎて、心配だった幼少期。
・『節分の鬼』が怖すぎて、嘔吐する。
・臨床心理士さんのアドバイスを受け、節分のイベントを欠席することに決めた。
・怖いものがあったら逃げても良いのだと教えてあげることが大事。
怖いものが多すぎる男子
しろくまは、1歳半で保育園に入園。
『しろくまくんは本当に良い子で~(^^)』と保育士さんや他のママさんからいつも褒められて過ごしていたような気がします。
順風満帆で問題がなさそうに見えるしろくまですが、わたしからするといつも心配でたまりませんでした。
その『心配』な部分のひとつが、とにかく怖い物が多すぎること。
保育園児って、男女問わずダンゴムシを集めますよね。しろくまは、ダンゴムシは全く触れませんでした。小さいアリもダメ。虫全般、ダメです。
虫以外にも、動物ダメ、おばけダメ、かみなりダメ。
男の子なのに大丈夫かな?と、気になりつつも、保育園自体は楽しく通っているようだったのでなんとなくそのままやり過ごしていました。
節分の鬼が怖すぎて、体調を崩す
3歳のときの鬼がトラウマに
3歳のときに保育園の節分のイベントに来た鬼が相当リアルだったようで、かなりの衝撃を受けたようです。
当時の園長の方針で、『鬼』はできるだけ怖くする、ということだったらしく…相当怖い顔の鬼が保育園に現れたよう!(一体どんな鬼だったのか気になるところ)
終わってからもしばらくは、『鬼来る?』と繰り返し何度も何度も質問され、『来ないよ!』と返事をするものの、ちょっとしつこいな、と心の中では思う毎日。
2ヶ月くらいは引きずっていたと思います。
節分の3ヶ月前から眠れなくなる
そして次の歳、寒くなってきた頃(おそらく12月頃)から
『節分イヤ』『鬼こわい』と頻繁に言うようになり、怖くて眠れないということが続きました。
ただ、怖いと言っているのではなく、顔色が悪くなり、夜中に急に気持ち悪くなり吐いてしまうことも…
さすがに心配になり、保育園に相談したのですが、『鬼が怖い子は結構いますよ』と軽くあしらわれてしまい、解決にはならず。
節分が近づくにつれ、鬼のお面を作ったり、豆を作ったり、と節分を意識することも増え、毎日元気がないな、と感じるときが増えました。
迎えた節分当日(年中)
朝『保育園いかない』と言い出しました。
めったにそんなことは言わないしろくま。休ませてあげた方がいいのか、かなり悩みましたが、仕事が繁忙期で『怖いから』という理由でお休みするのはちょっとな~と思い、結局保育園に連れていきました。
園の方も、わたしがしつこく話をしたので、きちんと対応してくださり、イベントの間は先生が付き添ってくれたようでした。『全然怖くなかった!大丈夫だった~』と本人も笑って帰宅し、一安心。
しかし、ちょっとホッとしたのもつかの間、寝る前になると『来年の節分がイヤだ!!』と眠れなくなってしまい、顔面蒼白。もう来年のことまで考えているのか(゚ロ゚) 驚!
また数ヶ月引きずりました。。
節分のイベントを欠席することに決めた
臨床心理士さんに相談した
これが、年中、年長と続き、悩みつつもどうしたらいいかわからない日々。ただの怖いと言っているだけならいいけど、体調にも影響している。これは大丈夫なのだろうか?
そこで、ペン太のことで知り合った臨床心理士の先生に相談してみました。
先生の回答は…
『節分が怖くてお休みしたいと言うなら、園をお休みせてあげて』
しろくまにとって、『鬼』自体が怖いのではなく(確かに鬼を見たら案外大丈夫だったと毎年言っていた)『鬼が来るかもしれない』ということで、どんどん恐怖心が大きくなり心配になってしまう。良く言えば想像力が豊か。
『鬼が来る』→『鬼に怖い目に遭わされるかもしれない』→『自分をどこかに連れていってしまうかもしれない』不安なことを次々と想像してしまう。終わっても、今度は来年のことが心配になってしまい、心配になる。
これからこういうことが起こったら、逃げてもいいんだよってことを教えてあげて。
いくらわたしたちが『大丈夫』と言っても、本人は『大丈夫』とが思えない。
具合が悪くなるくらい悩んでいるなら、そのことから解放してあげることが大切だ。
あとは、話を聞いたときに否定せずに、とにかく安心させてあげること。
ついつい『怖がりすぎだよ~!』や『もっと強くなりなさい!』と言ってしまっていたわたし。かなり反省をしました。
その当時はピンときていなかったけれど、今思うとしろくまは感覚がかなり過敏で、普通の人の何倍も『怖い』思いをしていたのですよね。
その後に『感覚統合』のお話を聞いたときに、
感覚が過敏な子は、常にお化け屋敷の中にいる状態。少し驚かしただけでも、心臓が破裂しそうな位びっくりしてしまう。
あぁ、しろくまはこんな感じなんだ、ととても納得したことを覚えています。
年長の節分イベントはお休みした
そんな訳で、年長さんの節分はお休みをしました。
『節分の日は、お休みしてママとハンバーグを食べに行こう!』
そんな、楽しみを作ってあげると、しろくまも安心したのか、寝る前の『怖い』が減り、穏やかな日々に戻りました。あんなに怖がっていたのが嘘のように、健やかに眠れるようになったのです(T-T)よかった。
『来年の節分はどうしよう?』と聞かれましたが、『しろくまはもう小学校に行くから、小学校には鬼は来ないよ』と言うと、納得したようで、節分を怖がりすぎる件は一段落しました。
ペン太(弟)の睡眠障害に悩まされていた真っ最中だったので、
ペン太寝かしつけに2~3時間がかかる → しろくま夜中に起きて吐く → ペン太朝日が登らない時間に起床
という、地獄のような日々…夫もわたしもかなり寝不足に悩まされました。
しろくまの怖がりは、節分の鬼以外でもたくさん発動しますが、小学校2年生から、薬を飲むようになり、今はとても落ち着いています。
お読みくださってありがとうございました