【1歳半検診で動き回って大変】多動すぎる息子に教えたこと

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発語なし、超多動、知的障害あり、睡眠障害あり
そんな自閉症の息子ペン太を、療育センターで働くママが試行錯誤しながら育てています🌱
可愛いけれど、大変すぎる毎日です💦
お兄ちゃんのしろくまは、優しすぎる繊細ボーイ👦

こんにちは☺やむやむです。

わが家の自閉っ子ペン太は現在年長さん。今でも多動衝動性が強めではありますが、数年前に比べるとかなり落ち着きました。

1歳半検診の頃のペン太は、手のつけられない暴れっぷり!しょっちゅう危ない目に遭い、怪我も絶えませんでした。

当時のペン太のあだ名は【小さい怪獣】(笑)

そんな超多動の息子に療育保育士の母が家で教えたこと、また多動を減らすために母が勉強したことをお話したいと思います。よろしければお付き合いください(^^)

このお話を読んでわかること💡

・多動、衝動性が強いと、怪我や事故などの【危険】と常に隣り合わせ
・ことばでの指示が伝わりにくい子には【止まる】【ゆっくり】を身体で覚えさせる
・多動を落ち着かせるためには【感覚統合】と【環境調整】が有効である

目次

多動の息子に教えたこと

危険がいっぱいの多動児

とにかく小さい頃から動きの多いペン太。

周りの状況を顧みずに行動してしまうことが多く、今までにも数々のトラブルに見舞われました。

・急に走り出して道路に飛び出して車にひかれそうになる
・高いところに勝手に登り、滑って落ちて怪我をする
・大事なものを勢いよく放り投げて壊す
・水場があると服のまま入る
・冷蔵庫から勝手に食べ物を出してきて食べている 

など、挙げたらキリがありません💦

怪我が絶えず、整形外科と皮膚科は常連、脳神経外科や救急にもお世話になったことがあります。

また、破壊行動が酷かったので、しょっちゅう家の物を壊されました。特に、なぜかスマホを見ると水に沈めたくなる衝動に駆られるようで、何台もダメにしてくれました(T_T)

四六時中、ペン太を見張っていなければならない生活に家族はヘトヘト…。

多動や衝動を減らすためにはどうしたらいいのだろう?

そんな思いから、発達障害や自閉症に関する勉強をはじめ、ペン太に対してどんなアプローチができるかを考えました。

【止まる】【ゆっくり】を教える

色々と勉強する中で、【止まって】と【ゆっくりね】が理解できるようになれば、問題行動が少しは減るのではないかと思い、その2つを徹底的に教えることにしました。

【ことばでの指示】が苦手なペン太。『あれをやりたい!』と目的のものに一直線のときは、まわりの声かけなど一切耳に入りません。

なので、ことばだけでなく【身体】にしっかり教え込もうと、リトミックなどの身体遊びを通してアプローチをしました。

はじめは全く気乗りせずに一緒にやってくれなかったペン太。二人羽織になってわたしが背後からペン太の身体を動かし、何度も【身体】に教え込みました。

・ネズミのマネをして走り回り、ゾウになってゆっくり歩く

・歌に合わせて歩き、歌が止んだときに身体も止める

はじめは、【止まる】も【ゆっくり】も全くできませんでしたが、同じことを何度も繰り返すことで『この場面は止まるんだったな』と理解できたようで、少しずつできるようになりましたよ。

しかし、なかなかリトミックを家でやるのは難しいですよね(^^;)

わたしリトミックのDVDをよく利用していました。

こどもちゃれんじのぷちコースのDVDはとにかくおすすめ!ペン太は年長さんですが、未だに何度も繰り返し見ている程のお気に入りです。

こちらのDVDもよく見ていました↓↓

DVDは、音楽と一緒に映像も流れてくるので、視覚優位な(目で見る情報の方が理解しやすい)ペン太には理解しやすいようです。

【止まる】と【ゆっくり】、この2つの指示がわかるようになっただけで、問題行動は格段に減りました。

・身体で覚えられるように二人羽織でしっかり教える
・ことばだけでなく、視覚的に教える
・繰り返し同じことをする

多動対策で勉強したこと

ペン太の多動をなんとかしたくて、発達障害や自閉症についての勉強をたくさんしてきました。その中で、知識として知っていてよかったなと思ったのは感覚統合と、環境調整です。

感覚統合

わたしのブログではお馴染みの【感覚統合】。

ペン太も小さい頃からとにかく感覚あそびを取り入れ、発達の土台が成長するようにアプローチしてきました。

詳しくはこちら↓↓

もし子どもの多動に困っている方は、ぜひ【感覚統合】について勉強してみてほしいですm(_ _)m子どもへの接し方がよくわかるようになりますよ。

環境調整

環境調整とは?

特性があり困り事がある人に対し、人(人的環境)・もの(物的環境)・空間(空間的環境)を整え、過ごしやすい環境を作ること。

発達障害だけでなく、うつ病や適応障害などの精神疾患がある方などにもよく使われる言葉です。

例えば…

問題:『注意があちこちに飛びやすい子ども』が長い時間座っていられるのはどちらの部屋でしょう?

①物やおもちゃがたくさん置いてある部屋
②物やおもちゃが何も無い部屋

答えは②です。何も無い部屋の方が余分な刺激が入ってこないので、周りに気を取られずに集中して座って居られる時間が長くなるわけです。

これはちょっと極端な例ですが、多動の子は周りから様々な刺激を受けやすいので、刺激となる物を排除してあげるだけでも、本人はとてもラクに行動できるようになります。

これが環境調整です。

ちなみに、わたしの働いている療育センターでは、保育士の着ているエプロンはキャラクター禁止です。

わが家でも、ペン太に余分な刺激を入れないよう様々な配慮をしています。

<わが家の環境調整>

・棚など登ってしまいそうなものは撤去(もしくは登れないようにする)
・物を乱雑に置かない
・余分な物は置かない
・大きい音を出さない
・走ったりジャンプしたり発散できる場所を作る
・クールダウンできる場所を作る
・片付けや行動がわかりやすいように絵カードを貼る など

環境調整を勉強する中で、断捨離や収納術にも興味がでてきて、今では『片付け』が趣味になりました(笑)家の中を整えることで、ペン太も家族も落ち着いて過ごすことができています。

まとめ

もう4年以上前のことですが、1歳半検診のことは今でもよく覚えています。

どの子も大人しく列に並び、保健師さんの指示にしっかり従うことができている中で、会場内を自由に動き回るペン太はかなり目立つ存在。『あの子、大丈夫かな』と、まわりのお母さんたちから哀れまれていたと思います。

当時は、何で動き回るのだろう?何で言うことが聞けないのだろう?と、ペン太に対してイライラしてしまうことばかり。育児が大変すぎて参ってしまい、『もう逃げ出したい…』と、ネガティブなことばかり考えていました。

しかし、発達障害の勉強をしていくにつれ、ペン太への接し方がわかってきて、少しずつ気持ちがラクに。

ペン太は、定型児のようにまわりを見て勝手に習得することができないので、しっかり丁寧に教える必要があります。教える方は大変ですが、ゆっくり根気よく教えればできることも増えていくのだと気付きました。

多動・衝動性は、幼児期がピークと言われることが多いです。ペン太も2,3歳の頃に比べると怪我や破壊行動も減ってきたので、このまま落ち着いてくれるといいなと思っていますm(_ _)m

お読みくださってありがとうございました☆

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