【自閉症】スケジュールボードを100均で手作り!表を使った視覚支援

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こんにちは、やむやむです☺

知的障害のあるペン太は、時間や日にちの感覚はまだありません。ことばで予定を伝えてもなかなか理解が難しく、まわりに誘導されるがままの生活。

毎日の予定を理解できる方法は何かないかなぁ

そんな想いから、スケジュールボードを制作してみました(^^)スケジュールボードは100均で材料が揃い、簡単に作ることができます!

この記事を読むとわかること💡

・スケジュールボードで視覚的に伝えると伝わりやすい

・予定の理解ができるとパニックや癇癪が減る

・100均の材料だけでできる!予算700円 制作時間約10分

・毎日に繰り返し予定を伝えることで今日の予定が理解できた!

・発語がなくてもコミュニケーションがとりやすくなる!

目次

【自閉症】スケジュールボードって?

自閉症や発達障害のある子は、ことばで伝えるより、目で見て理解する力が優れている傾向があります。このことから、絵カードを使って伝えることは非常に有効的です。

どんな効果があるの?

・絵カードを使うことで予定を理解しやすくなります

・理解できると、先の見通しが付きやすく、パニックや癇癪を減らすことできます

・予定を理解することで、自分で目的を持って行動することに繋がります

安心して生活することができます

作り方って決まっているの?

決まっていません!

1日のみのスケジュールがわかるものもあれば、1週間、2週間、1ヶ月までわかるものと、様々です。

食事や歯磨きなど、日常生活の予定がわかるものもあれば、1日の行事や予定のみを載せているものもあります。

個々の理解度や、使いやすさ、また、こちらが何を理解してほしいかによって変わってきます。

なんで手作りがいいの?

スケジュールボードは、内容や情報量など、子どもによって合う合わないがあります。

市販されているものもありますが、手作りの良いところは子どもに合ったものを提供できるということです。100円で材料を揃えられたら安価なので、何度も修正することもできますよね!

ペン太は、情報量が多すぎると他が気になってしまい、肝心な1日の予定が理解できません。なので、予定のカードは最低限に(1日3枚程度)にしています。もう少し理解できるようになってきたら枚数を増やしていく予定です。

絵カードの内容を理解している必要がある

ちなみに、ペン太にはじめてスケジュールボードを用意したのは3歳のとき。

しかし当時のペン太は、スケジュールボードで使っている絵カードと内容が繋がっていなかった(例えば、『療育』のカードを『療育に行くこと』だと理解していなかった)ため、全く伝わらず💦早々に使うのを辞めてしまいました。

その後、5歳頃から絵カードの内容が理解できるようになったので、再びスケジュールボードを作成し今に至ります。

家で取り組んでいる視覚支援は、担当の言語聴覚士さんと相談しながらペン太に合ったものを作るようにしていますよ(^^)

100均で表を作成してみよう!

【準備するもの】

・ホワイトボード
・ラインテープ
・マグネットシート
・絵カード用ラミネートシール
・両面テープ

絵カード以外はすべて100均で材料を揃えることができます!わたしはすべてダイソーで揃えました。

ホワイトボード

330円で購入できます。サイズは34.5cm×46.5cm

角も丸く加工してあるので安全です。結構大きめなので、もうワンサイズ小さいものでもいいかもしれません。

ラインテープ

110円です。幅2mm、高さ10m のものを購入しました。粘着力もしっかりあり、太さもちょうど良いです。

マグネットシート

110円で購入。30cm×10cmのシールタイプのマグネットです。線が入っているので切りやすく、とても便利!

磁力が強い方がお好きという方はこちらも☆

絵カード

絵カードについては、Excelのシートを使って作成しています。

絵カードは、自分で撮影した写真や、フリー素材のイラストを使って作っています。

絵カードメーカー(自分で選んで作ってダウンロード) | ザ・プロンプト!絵カードセンター (theprompt.jp)

ラミネーター

絵カードはラミネーター加工して使っています。

わたしはPECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)や、家の中の視覚支援で使うことが多いため、ラミネーターの機械を持っていますが、100均にもラミネーターができるシートが売っていますので、そちらを活用してみてもいいと思います!

これから視覚支援をがんばりたいという方は、機械があると楽かもしれません(^^)

きれいにできますし、とても便利ですよ。

スケジュールボードの作り方

では、実際にわたしが使っているスケジュールボードの作り方をご紹介します(^^)

今まで使っていたボードは、『ペン太にはまだ理解できない情報』と思い、『日付』を入れていませんでした。ですが最近少し理解度が上がってきたので、これを機に『日付入り』のものに作り変えてみました☆

【作り方】

まず、ホワイトボードの枠の中のサイズを測ります。43cmでした。横幅は、1週間なので7等分して、43cm÷7= 約6.1cm

ホワイトボード用マーカーで約6.1cmずつ印をつけて、ラインテープを貼っていきます。

曜日のカードは、両面テープで貼り付けました。

絵カードの裏にも、マグネットシールを貼り付けます。『きょう』のカードは強度があった方がいいと思い、わたしは強力マグネット(ダイソー)を使いました。

これでボードは完成です!

絵カードをラミネートしたりする時間を入れるともう少しかかるかもしれませんが、ボードだけなら作成時間はわずか10分でした(^^)

使っていない絵カードの収納方法

その週に使わない絵カードは、以前は無印のケースに入れて保管していましたが探すのが面倒でした💦そこで考えたのが、ボードの裏にマグネットシールを貼り、貼っておくというやり方です。

急遽予定が増えた!というときに、とても探しやすいです(^^)

スケジュールボードを作ってよかったこと

ペン太の場合、毎朝スケジュールボードを見ながら『今日は、療育とヘルパーさんです!』と、一緒に確認するようにしています。

はじめは『?』という感じでしたが、毎日繰り返すことで今はきちんと今日の予定を理解できるようになりました。

ペン太の場合はまだ情報量が多くなってしまうと混乱してしまうので、必要最低限のカードにしています。

ペン太は、お休みの日にショッピングセンターでアイスを食べることや、お風呂でバスボールをやること、ガチャガチャをやることなどが大好き。勝手に平日に『ショッピングセンター』の絵カードを貼っているときもあります(笑)。

待つことが苦手なペン太ですが、きちんと『今日はショッピングセンターいきません。土曜日に行こうね!』と伝えながら、絵カードで提示することで、納得することができます。

発語がなくてもコミュニケーションがとりやすいです。

↑↑ショッピングセンターを指さし、『今日も行く』とアピールしているところです(笑)

★『ショッピングセンターに行きたい』という気持ちを伝えることができる

★『今日は行けないけど、お休みに行こうね』というやりとりをすることができる

これは、スケジュールボードがあるからできること(^^)わたしは作ってみてとても良かったと感じています。

自閉っ子にスケジュールボード、おすすめです!

簡単なのでぜひ作ってみてくださいね☆お読みくださってありがとうございました。

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