超多動自閉症児の七五三【地域の人の優しさに涙した話】

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こんにちは☺やむやむです。

今回はペン太の七五三についてお話したいと思います。よろしければお付き合いください☆

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5歳の七五三は無理と判断

わが家の自閉っ子ペン太もいつの間にか6歳🐧

本来なら去年七五三をやるべき歳ではありましたが、多動が酷すぎるペン太がじっと着物を着ていられる訳もなく、お参りなどとんでもない💦

七五三どうする?

無理無理、絶対無理

夫ともこの程度の会話で、悩むことなくスルーしました。

自治会の七五三祝賀会どうする?

しかし、わたしの住む地域では、自治会開催の【七五三祝賀会】というものがあり、次年度新一年生になる子ども(年長さん)を集めてお祝いをするというイベントを行っています。

お兄ちゃんのしろくまも、年長さんのときに参加しました。

近所に知り合いが少なかったので、来年一緒の小学校に行く子達と顔見知りになれたことが嬉しくて、すごくいいイベントだな~と、当時はありがたく感じていたのですが…

ペン太にとっては全くありがたくない(^^;)

むしろ招待状をもらったときは『げっ…』と思わずイヤな顔をしてしまいました💦もってきてくれた班長さんスミマセン🙏

<当日の流れ> ※約一時間半
①自治会長さん挨拶
②神事
③写真撮影
④子どもたち自己紹介

こんな感じな流れです…。

神事?撮影?自己紹介!?いや、もう無理ゲーすぎる。

夫とも去年同様な会話をし、早々に欠席の電話を自治会長さんにしたのですが。

大丈夫大丈夫~!大変だったら帰ればいいから、気楽に来てくれればいいよ!

まさかの、超ポジティブな返答。

あまりにあっさり言われたので、『あれ、案外悩んでいるのはわたしだけで、まわりは他の子のことなんてあんまり気にしないのかもしれない…?』と、ちょっと前向きになってしまい、とりあえず行くだけ行ってみます…とお返事をしてしまいました。

よくよく考えると、なかなかペン太を地域の方に披露する時もないので、地域にこんな子が住んでいるということを知ってもらう良い機会かもしれない。顔を知ってもらっていた方が、災害時や、脱走して迷子になったときなど、困ってい時に助けてもらえるかもしれない。

ちょっと打算的ではありますが、そんなことも考えました。

七五三祝賀会当日

夫と2人がかりで参戦しようと思っていたのですが、その日はしろくまのソフトボールの大事な試合と被ってしまい、仕方なくわたし一人で連れていくことに。

園服着用と書いてあったのですがペン太は園服がないため、スーツ(らしき服)を用意したのですが、案の定、普段と違う服に警戒し、なかなか着てくれませんでした(>_<)

『ペン太かっこいい~☆』
『似合うよ~素敵~☆』

とにかく褒めておだてて、なんとか着せて、なんとか出発。ここまでですでに疲労困憊😱

時間ギリギリに到着して、自治会館の中に入ると、10人ほどの子どもとその家族、そして地域の役員さん達。

まあまあな密度。

あ、これは無理だな

部屋に入った瞬間、悟りました。

席に座って、胸元にリボンを安全ピンで留めるよう言われたのですが、ペン太リボンを断固拒否。

目の前にあるリンゴジュースを飲みたいと寝転がる。

自治会館の中を自由に散策しはじめる。

にぎやかな声に反応し、大声を出し始める。

あ、これは絶対無理だな

全く大人しくしてくれないペン太に、早々にギブアップした母🙌

『すみません、やっぱり無理そうなので帰ります🙏』

恐らく事情(途中で帰るかもしれない)を聞いていた役員さんたちが、手早くお土産やお弁当などを包んでくれました。

そして、荒ぶるペン太を抱っこし、早々に退散。滞在時間は約10分でした(^^;)

優しかった地域のみなさん

非常に短い滞在時間で、大変ではありましたが、わたしは参加してよかったなと思っています。

いろんな場面で地域の人の優しさを感じることができたからです。

障害があっても気にしないで来てくれていいよ!と言ってくれた自治会長さん。(障害があることなんて大したことないという反応が今回はとても嬉しかったです。)

祝賀会の席は一番後ろの出入りしやすい場所にしてくれてありました。(騒いでも目立たない場所で大変助かりました。)

帰りたいと言ったらすぐ帰れるように準備してくれてありました。(手際がよすぎてびっくりしました。おかげで即帰れました。)

帰るときは、ペン太を抱っこしているわたしの荷物を持ち、車まで一緒に運んでくれました。(24キロのペン太と荷物は無理だったので感謝です。)

ペン太くん、がんばったね!来てくれてありがとね!

と、帰り際に言ってくれた方がいて、感無量…(T-T)✨今回は、悲しい涙ではなく、嬉しい涙が。

この一言があったので、わたしも帰ってからペン太に『がんばったね』と笑顔でハグしてあげることができました。

障害がある子を育てていると、どうしても『まわりに迷惑をかけてはいけない』と思ってしまい、人との交流を避けてしまいがちです。

しかし、今回の一件で、もう少し肩肘張らずに気楽に生きてもいいのかなと思いました。

これからは、はじめから『無理』と思わず、ペン太と色んなことにチャレンジしてみようかな!途中でやめてもいいんだしね☆

お読みくださってありがとうございました(^^)

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