こんにちは☺やむやむです。
今回は、療育センターで働くママおすすめの一冊を紹介したいと思います☆
発語なし、超多動、知的障害あり、睡眠障害あり
そんな自閉症の息子を、療育センターで働くママが試行錯誤しながら育てています🌱
可愛いけれど、大変すぎる毎日です💦
お兄ちゃんのしろくまは、優しすぎる繊細ボーイ👦
【この子はこの子のままでいいと思える本】
著者:佐々木正美 出版社:主婦の友社 発行日:令和2年7月31日
『この子はこの子のままでいいと思える本』のレビュー
おすすめ度 ★★★★★
著者の佐々木正美先生は、発達障害の分野では有名な児童精神科医です。2017年に逝去されましたが、生前は保育園、幼稚園、学校、児童相談所、養護施設、保健所など40年以上子どもの臨床に携わってこられました。
『毎日子どもを怒ってしまって落ち込む』
『愛情不足ではないだろうか』
『わたしの子育てはこれで大丈夫?』
障害の有無に関わらず、子育てに悩んでいるお母さんは多いのではないでしょうか。
わたし自身、障害のあるペン太と、きょうだい児になる兄しろくまの育児に悩んでばかりの日々。イライラしてしまったり、怒ってしまったり、自己嫌悪に陥ることばかり。
子どものことが大好きなのに、なんでいつも怒ってしまうのだろう…
そんなときに読んだこの本。
文章から先生の優しさがにじみ出ていて、言葉の一つ一つが心に響きました。読んでいてとても温かい気持ちにさせてくれます。
『子どもって、こんな風に育てていけばいいんだな』と、子育ての正解を教えてもらったような、そんな感覚です。
子育てに悩んでいる方達にぜひ読んでいただきたい一冊です(^^)
『この子はこの子のままでいいいと思える本』のあらすじ
いい子だから、かわいがるのではありません。かわいがるから、いい子になるのです。
子どもを幸せにするのなんてとても簡単なことですよ。
親が笑顔ならそれだけで子どもは幸せなのです。
自分が親を幸せにしたと思って自信たっぷりに育っていくのです。
人間関係が失われ、孤独な親が増えたこの時代に、幸せな親子を増やしていきたい……。先生がいちばん伝えたかったことを、お母さんたちの悩み相談に答えながら届けています。
【著者紹介】
精神科医 佐々木正美(1935年~2017年)
1935年群馬県前橋市生まれ。新潟大学医学部医学科に編入学し、66年同校を卒業。その後、東京大学で精神医学を学び、同愛記念病院に勤務。70~71年にブリティッシュ・コロンビア大学に留学、児童精神医学の臨床訓練を受ける。帰国後は、国立秩父学園、東京大学医学部精神科に勤務後、小児療育相談センター(横浜市)、横浜市南部地域療育センターで児童臨床医として地域ケアに力をそそぐ。2017年没後も、そのメッセージは多くの親たちを励まし続けている。
『この子はこの子のままでいいと思える本』おすすめポイント
わたしはわたしのままでいい
子育ても人間関係。人間関係の質に悩んだら、『量』を増やしなさい。
お母さんが信頼できる大人との関係を増やすことが一番です。
頼り頼られる関係が増えていくと『わたしはわたしのままでいい』『この子もこのままでいい』という気持ちが育っていく。
ふと思い起こすと、わたしがまわりから褒められたり、頼りにされたりすることがあったとき、それが子育てには関係なくても、こどもにも優しくなれることが多いなと思いました。
『この子はこのままでいい』と思うためには、母自身が『わたしはわたしのままでいい』と思う必要があるのだなと感じます。
愛情は不足していないが、伝わっていないかもしれない
すごく『はっ』とさせられたのが、愛情のお話です。
『愛情不足』は否定するが、溢れる愛情がわが子に届く形になっているかについては見直してほしい。
お母さんが聞きたい話を聞くのではなく、こどもが話したいことを聞くのです。
溢れる愛情も、こどもに伝わっていなければ意味がないですよね💦
こどもの話、ちゃんと聞けているだろうか…。無意識に聞きたいことだけ聞いていたかもしれません。
いっぺんにはできないかもしれません。でも昨日より今日が、今日より明日が少し進歩していればいいのです。ときに後退することがあってもいい。ほんの少しでもいい方向へ進んでいると実感できれば、子どもの目もどんどん輝いていきます。
佐々木先生の、こういった『母を責めない話し方』がとても好きです。
じゃあ、明日から少しやってみようかな、という前向きな気持ちにさせてくれます。
まとめ
ところどころで出てくる先生の『お母さん大丈夫ですよ』という言葉。先生に大丈夫と言われると、なんとなく大丈夫ではないかと思ってしまうのが不思議です。
子育てに悩んでいるお母さんに、一筋の光を与えてくれるような、道しるべになる本です。
ぜひ読んでみてくださいね(^^)
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