発語なし、超多動、知的障害あり、睡眠障害あり
そんな自閉症の息子を、療育センターで働くママが試行錯誤しながら育てています🌱
可愛いけれど、大変すぎる毎日です💦
お兄ちゃんのしろくまは、優しすぎる繊細ボーイ👦
こんにちは☺やむやむです。
自閉症と知的障害のあるペン太は現在6歳。本当に大変なことばかりで、辛かったことや人知れず泣いたこと…数え切れないほどあります。
そんな中でも、一番わたしが辛かったことは【弄便(ろうべん)】です。
『もう絶対にしてほしくない!』と、色んな専門職の人たちに対策を聞いて取り組み、現在は弄便をすることはなくなりました。
今回は、わが家の【弄便対策】についてお話したいと思います。よろしければお付き合いください(^^)
・ある日突然始まったペン太の弄便
・専門職の人たちから聞いた対策
・わが家で取り組んだ対策
自閉症児の弄便はよくあること?
弄便(ろうべん)とは
大便を手で触れたり自分の体や壁などに擦 りつけたりする行動のことを言います。
認知症の高齢者によくみられる行動ですが、自閉症や知的障害などの障害がある人にもみられる行動です。
なぜ弄便をするのか
・便の感触が楽しい
・便を汚いものだと認識していない
・不快感や違和感があり、気になってしまう
ペン太の弄便
ペン太が初めて便いじりをしたのはちょうど一年前の、5歳(年中)のときでした。当時の発達年齢は、おおよそ2歳程度。
わが家には、リビングの隣におもちゃが置いてある子ども部屋があり、ペン太はその部屋が大のお気に入り。園から帰ってくると、よく一人で籠もって遊んでいました。
外に出れる大きな窓はなく、入り口も一カ所。ちょこちょこ様子は見に行きますが、危ない物も特になかったので、ひとりで自由に過ごさせていました。
その日も、いつものように部屋に籠もって一人で楽しそうに遊んでいたので、少し目を離してわたしはリビングで家事をしていたのですが、ふと変な匂いがすることに気がつき…。
何の匂いだろう?と、辿っていくと、ペン太のいる部屋の方からでした。
そっとのぞくと、衝撃的な光景に大絶叫!!( ゚Д゚)
ぎゃーーーー!!!?
部屋中が便まみれ、ペン太の顔まで便まみれ。そんな中でニコニコ笑っているペン太🐧
もう、思考が停止しましたよね。
わたしの大声を聞きつけてやってきたしろくま(兄)も、『ぎゃーー( ゚Д゚)』です。(夫は仕事で不在)
とにかく一旦落ち着いて、まずはペン太をお風呂に入れてしっかり洗い、汚れた洋服を片付け、ペン太を別の部屋に隔離したあとに汚れた部屋の大掃除。
壁も床も盛大に汚してくれたので、掃除がものすごく大変でした💦
なかなかきれいにならないイライラと、ペン太に対する怒り、色んな想いがこみ上げてきて、掃除をしながらひとりで大泣きをしたこと、今でもよく覚えています。
こんな辛いことが、これからずっと続くのかな…。
この先もずっと弄便に付き合っていかなければならないのかという絶望感。わたしのメンタルはどん底に突き落とされ、しばらく立ち直れませんでした。
ちなみに、ペン太はこの1週間後にもう1回弄便をやりました。
専門職たちに聞いた【弄便対策】
児童発達支援施設の回答
・つなぎやオーバーオールを着用したり、一人の時間をなるべく作らないようにする
・トイレで便を流したときに、お菓子などのご褒美をあげる
・感触あそび(ねんどなど、便に感触が近いもの)をする
児童精神科の心理士さんの回答
・一人で遊べる部屋は、ペン太にとって必要(落ち着く場所)なので、禁止にはしない
・便をしそうなタイミングのときは、目の届くリビングにいるように声かけ
・便が出たらトイレで一緒に流すを徹底し、その際に『汚いから絶対触らないよ』と繰り返し伝えていく
・手が汚れたら洗面所に行き手を洗ってきれいにするということを教えていく(いつも母が手拭きで拭いてあげてしまっていた)
家庭教師をしてくれている言語聴覚士さんの回答
・トイトレを進めていくことで、便に対する意識が変わっていくのではないか
・便をトイレに片付けるときに、ペン太に流してもらう
わが家の【弄便対策】
色んな対策方法を聞き、ロンパースを履かせること以外は、ほぼ試してみました。(ロンパースは最終手段にして、まずはやれることをやってみようと思いました。)
・ペン太の見ている前でトイレに流し、ぺん太に洗浄ボタンを押してもらった
・『汚いから絶対触ってはダメ』と、繰り返し伝えた
・トイトレを進めた(オムツは履かせていたが、時間でトイレに誘導し排泄を促した)
・手が汚れたら自分で洗いに行く、ということを徹底した
・便をしそうなときは、母の目の届く場所にいるよう声かけをした
まとめ
対策のおかげかペン太の弄便は2回だけで終わり、その後は落ち着いています。ロンパースも履いていません。
今は、オムツに便が出たらわたしに教えにきてくれます。便は【触ってはいけないもの】という認識ができたのかもしれません。何度も何度も繰り返し伝え続けた効果を感じます。
ペン太の場合は、衝動性が強すぎるので、触ってはいけないと頭ではわかっていても『やりたい!』と思ったら触ってしまいそうなので💦また弄便をやってしまう可能性もあるかもしれませんけどね…。
正直、もう二度としてほしくないです(切実)。あんな思いはごめんです。
今回のような、どん底の出来事があっても、すぐ相談できる人がまわりにたくさんいることがわたしの救いです。この一件のことでかなり落ち込みましたが、立ち直ることができたのは、一緒に対策を考えて、わたしに寄り添ってくれた方たちがたくさんいたからです。
これからも、このような辛い出来事に遭遇するかもしれませんが、ひとりで抱え込まずにまわりの力を借りて乗り切りたいと思います。
汚いお話で不快に思われた方、すみませんm(_ _)mお読みくださってありがとうございました☆
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