子どもの怖がりにイライラする!刺激が多すぎる夏休み

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心優しい兄『しろくま』は、現在小学校4年生。不安症、感覚過敏、過敏性腸症候群、起立性調整障害(疑い)、万年アレルギー性鼻炎がある、繊細で生き辛い子。

弟の『ペン太』は、発語なし、超多動、知的障害あり、睡眠障害ありの自閉症。

そんな2人の息子を療育センターで働くママが試行錯誤しながら育てています🌱可愛いけれど、大変すぎる毎日です💦

こんにちは☺やむやむです。

心配症で怖がりなお兄ちゃん『しろくま』は、毎年夏休み前になると【怖がり】が加速します。

小学校4年生になり、安定している日が続いていたので今年は大丈夫かな?と思っていたのですが、やはり夏休み間近になった頃から『怖くて眠れない~💦』ということが増えました。

しつこく『怖い怖い』と言われると、ついイライラしてしまう…

なぜこの時期に不調になるのか?わたしなりの見解と、対策をまとめてみました。

このお話の内容

・感覚過敏な子にとって『夏』は良くも悪くも刺激がいっぱい!
・夏休みはメディアに触れる時間も長いので、意図せずに怖いシーンを見てしまうことがある
・暑さで身体が疲れていると、感覚が過敏になりやすい
・『楽しいことがたくさんある夏休み』だけど、楽しいことも刺激になって緊張してしまう

目次

子どもの怖がりにイライラする!

感覚過敏なしろくまは、常にお化け屋敷にいる状態些細な刺激でも、大ダメージを受けてしまいます。

そんなしろくまの特性はよくわかっているし、寄り添ってあげたいのは山々なのですが、とにかくしつこいのでわたしもついついイライラ(>_<)💦

しろくまの【怖いセンサー】に引っかかると、その怖いものがずっと頭から離れなってしまうようで『○○怖い』『○○イヤだ』と延々と繰り返し言っています。

『怖いからトイレに付いてきて』『怖いから隣の部屋にカバンを取りに行けない』などなど…。

今までにしろくまの【怖いセンサー】に引っかかったもの

・千と千尋の神隠しのカオナシ
・こびと図鑑
・節分の鬼
・クレヨンしんちゃんの映画に出てくる吸血鬼
・ハギワギー(キャラクター)
・銭天童(アニメ)
・学校からの不審者情報
・帰り道に見かけた小さなヘビ

初めのうちは付き合ってあげるのですが、あまりに続くと『もういい加減にして』と、こちらも疲れてしまいます。

しろくまの感覚過敏の話を詳しく書いた記事はこちら↓↓

なぜ夏休み前になると怖がりが加速するのか?

メディアからの情報過多

夏休み前になると、学校も短縮日課になり、早く帰宅することが増えます。そうなると自然と増えるメディアの時間。YouTubeやゲームは時間を決めていますが、ついダラダラとテレビを見ていることが多くなります。

特に夏のこの時期増えるのが、怖い話の番組やホラー映画の番宣です。ホラー映画の番宣は、毎年ホントに困るなと思っていて(-_-)

普通にニュースを見ていてもその隙間のCMで流れたりしますよね💦一瞬なので、しろくまもつい見てしまうこともあり、案の定『怖いの見ちゃった~💦』となります。

小さい子どもたちにとっては刺激が多いような気がしますが、苦情にはならないのでしょうかね(^^;)過敏な子どもはうちだけではないはず…。

なので、夏場は極力テレビを消して、あまり余分な情報を与えないように心がけています。

暑さに弱い

感覚過敏なしろくまにとって【暑さ】もかなりの刺激になり身体に負担がかかっていることも一因かと思います。

身体が疲れると、感覚がいつも以上に過敏になってしまい、より刺激を受けやすくなり、【怖い~】が増えてしまうようです。

夏は太陽の光も強いので、目から受け取る【光の眩しさ】も影響していると思います。

【暑さ】対策としては、身体を冷やすものを常備。首に巻く冷感タオルがお気に入りのようです。(あまり冷たすぎるものも苦手…)

あとは、夏バテしないように栄養をしっかり取って、よく眠ることですかね。

ちなみにしろくまは、【寒さ】も苦手です💦夏以外はずっとお腹にホッカイロを入れて過ごしています。冬は冬で、身体が固まりやすく、緊張しやすかったり、冷えてお腹が痛くなるのではないかと心配したり。

とにかく年中何らかの問題があるしろくまです(^^;)

楽しみなことも刺激になる

こんなに怖がりなしろくまですが、普通の子ども達と同様に夏休みをとても楽しみにしています。

旅行に行くこと、お友達と遊ぶこと、体験講座に行くこと、親戚が集まること、などなど、夏休みは楽しみな予定がたくさん♪

しかし、感覚過敏な子は【楽しい】と思うことも刺激になってしまいます。

楽しみ✨わくわく✨ドキドキ✨

これが身体への刺激となり、緊張に繋がるのです。

『怖くて眠れない~』が多いですが、『楽しみ過ぎて眠れない~』もよく言っています。

対策としては、予定がわかりやすいように夏休みのスケジュールをカレンダーに書き出し、予定について気になることや心配なことがあったらその都度付け足していくということをしています。不安材料を1つずつ潰していく感じです。

家族旅行に関しては、しろくまと一緒に『旅のしおり』を作りました。自分で納得できるように【一緒に】やることがポイントです。

まとめ

怖い気持ちは簡単には消えない

色々と対策をしていますが、やはり一度【怖い!】と思ってしまうと、なかなかそれを取り除くことは大変です。

子どもの怖い気持ちを否定せず、『そうだね、怖いよね』と受け止めてあげること。また、『怖くない理由』をしっかり説明してあげること(しろくまは年齢的にも理解力があるので理屈で納得できると怖くなくなることは多い)が有効かと思います。

あまりに【怖い!】がしつこいと『そんなの怖くないよ!』と、つい否定してしまうわたし…。気をつけなければなぁといつも思っていますが、難しいですね💦

薬を飲み出してから落ち着いている

現在小学校4年生のしろくま。小学校2年生の夏頃から薬を飲み始めました。飲み始めて2年ほど経ちます。

しろくまは、小学校2年生の夏が一番不安定で、その頃は夜になると体調が悪くなり、顔面蒼白。気持ち悪いとトイレで吐いてしまい、何時間も眠れない日々が続きました。

睡眠が十分ではないので、日中もぼーっとしていることが多く、このままではいけないと児童精神科に受診したことをきっかけにお薬を飲むことに。

薬を飲み始めてからは、目に見えて【怖い】と言うことが減りました。感覚の過敏さが薄れたような気がします。以前だったら確実に怖いセンサーに引っかかりそうなことも、スルーできるようになりましたよ。

お薬を飲んでいてもまだ『怖くて眠れない~』と言っていることもありますが、以前のように何時間も眠れず、気持ち悪くなって吐いたりすることはありません。眠れない~と言いながら一瞬で寝ています。(本当にありがたい)

きちんと睡眠も取れていると、日中も元気に過ごせるので、日常生活も落ち着いています。

お薬に関しては個人差があるかと思うので、しろくまのことは一例として参考にしていただければと思います。

本人の成長

怖がりという自覚があるしろくま。自分でも少しでも怖そうだなと思うとはじめから見ない、関わらないを徹底しています。

周りから見ると、臆病だな、怖がり過ぎてるなと感じるかもしれませんが、【自分で自分の苦手を理解し、不調を生まないように心がけている】と思うと、立派だなと思います。

今は、親のわたしたちが気をつけてあげられることが多いけれど、いつまでも手助けできるわけではありません。自分で自分を管理し、上手に付き合っていくことを覚えていかなければならないのです。

将来しろくまが少しでも生きやすいように、【自分と上手に付き合っていくコツ】を一緒に探って、見つけていくことが大事であり、それがわたしのイライラ軽減にも繋がると思っています。

最後までお読みくださってありがとうございました。

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