自閉症児に絵カードはおすすめ!使い方を紹介【わが家の視覚支援】

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発語なし、超多動、知的障害あり、睡眠障害あり
そんな自閉症の息子を、療育センターで働くママが試行錯誤しながら育てています🌱
可愛いけれど、大変すぎる毎日です💦
お兄ちゃんのしろくまは、優しすぎる繊細ボーイ👦

こんにちは☺やむやむです。

自閉症と知的障害があるペン太は、言葉での指示が通りにくいため、伝わらないなと思う場面が多々あります。そんなペン太が少しでもスムーズに生活できるように、日常生活の中に絵カードを取り入れています。

ペン太は、絵カードを使うことで色々なことが理解できるようになり、生活がラクになっているよ!

今回は、初めて作った持ち運び用の絵カードを紹介したいと思います。よろしければお付き合いください☆

このお話を読んでわかること

・言葉での指示が通りにくい自閉っ子が、絵カードを使うことでスムーズに動けるようになった
・視覚的に提示することで、伝わりやすくなる
・見通しがつくことで、癇癪やパニックの軽減になる

目次

自閉症に絵カードがおすすめな理由

視覚優位

自閉症などの発達障害のある子は、言葉からの情報よりも目から見た情報の方が理解できることが多いと言われています。

耳で聞いた言葉は頭から消えやすく、目から入ってくる絵や図の方が頭に残りやすいからです。このことを視覚優位といいます。

【見通し】がつくことで安心に繋がる

わたしたちは日常生活の中で、自然と自分の予定や行動を予測し、見通しを立てて過ごしています。

しかし、自閉症の子は【どんなことが起こりそうか】と、先のことを予測して行動することが苦手です。見通しが付かない故に、先のことがわからず不安になり、パニックや癇癪になったりします。

絵カードなどの視覚支援でわかりやすく提示することで【見通し】がつきやすく、安心に繋がります。

日常生活で当たり前にある【絵カード】

わが家の視覚支援

わが家のペン太も、わかりやすく視覚優位な子どもです。言葉で話しても伝わらないことが多いのですが、絵カードを見せるとよく理解しているように感じます。

家で、絵カードを使い始めて2年ほど経ちます。家の中のあちらこちらに絵カードを貼ってあり、ペン太はそれを見ながらスムーズに生活することができています。

【わが家の視覚支援】
・スケジュールボード(一週間ごとのもの)
・おでかけ先ボード(玄関に貼ってある/これからどこに行くのかがわかる)
・手洗い手順書(洗面所に貼ってある)
・病院での診察手順書(注射などのときに使用)
・持ち運び用カード(母のカバンの中に常備)

視覚支援は、ペン太に伝わらないと意味が無いので、何度も試行錯誤しながら作り替えています。言語聴覚士さんと相談しながら作成していますよ(^^)

はじめて作った『持ち運び用カード』

ペン太が通っている園の先生が首からさげていたものをヒントに、ペン太バージョンを作りました!

2つのリングがあり、1つは『しずかに』『走らない』『くつを履く』など、日常生活の中での指示のカードと、もう1つは『病院』『公園』『スーパー』『おばあちゃんち』など行き先のカードを綴ってあります。

常にわたしのカバンの中に入っていて、いつでも使えるようにしてあります。

よく使うのが、ペン太を園にお迎えに行ったときです。いつも送迎バスで帰ってくるペン太は、わたしがお迎えにくると不思議そうな顔をします。

そんなとき、カードを見せながら『今日はビジョントレーニングに行くよ!』と教えてあげると、とても嬉しそうに車に乗り込んでくれます。(ペン太はビジョントレーニングが大好きです)

これが『病院』だと、すごく嫌そうな顔をしていますが(^^;)

絵カードを使うことでどんな変化があったか

絵カードを使うことで、先の予定を理解することができ、見通しがつくことでペン太は安心して生活が出来ています。

発語はありませんが、持っている絵カードの『スーパー』や『公園』などを指さし、【行きたい!】とわたしに伝えてきてくれることもあり、ペン太の気持ちがわかることがとても嬉しいです(^^)

まとめ

ペン太はバリバリの自閉症ですが、癇癪やパニックを起こすことはほぼありません。

視覚支援だけではなく、PECSや感覚遊びなどの効果もあると思いますが、視覚支援がペン太の生活をラクにしていることは間違いないと思っています(^^)

わが家の視覚支援がどなたかの参考になれば幸いです。お読みくださってありがとうございました☆

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