【自閉症児にマカトンサインは効果あり?】発語がなくてもコミュニケーションがとれる方法

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こんにちは☺やむやむです。

みなさん【マカトンサイン】はご存じですか?手話のような動作のハンドサインのことを言います。

知的な遅れのある自閉症の子は言葉でのやりとりが難しいこともあり、マカトンサイン使ってやりとりすることもあります。

わが家の自閉っ子ペン太も、マカトンサインを使って、まわりのみんなに『自分の意思』を伝えることができているよ!

ペン太がマカトンサインを使ってどんな効果があったのか、実際に使っているサインについてお話したいと思います。よろしければお付き合いください☆

このお話を読んでわかること

・何も持っていなくてもできるマカトンサインはとても便利
・自閉症の子は、視覚的にわかりやすいマカトンサインは理解しやすい
・マカトンサインを使うことで『自分の意思』を相手に伝えることができる

目次

自閉症児にマカトンサインは効果がある?

マカトンサインの訓練をはじめたきっかけ

ペン太は、日常的にPECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)を使って自分の気持ちを伝える訓練をしていますが、『急に何かを伝えたいとき』には、PECSのブックを持ちに行くのが大変な場面もあります。

そんなとき、何も持っていなくても出来る【マカトンサイン】はとても便利!PECSと一緒に習得できたらペン太とのコミュニケーションがもっと楽になるだろうと思い、併行して訓練するようになりました。

マカトンサインは効果がある?

マカトンの良いところは、【いつでも、どこでも使えること】です。また、視覚優位(目で見る力が優勢)な子は、目に見えない言葉よりも、視覚的にわかりやすいマカトンサインの方が理解しやすいかと思います。

ペン太は、マカトンサインを使うことで、上手に周りの人に『自分の意思』を伝えることができていて、やりとりがスムーズになり、効果を感じます。

マカトンサインと手話の違い

手話は一般的に、聴覚障害者用に作られているもので、1つの単語を2つの動作を組み合わせたり、複雑な手の動きがあるので、知的障害がある子には少し難易度が高めです。

マカトンは、手話を簡略化し『1語1サイン』を基本したものです。手先が不自由であったり、不器用さがある人でも使いやすいと言われています。

知的障害があるペン太には、手話を覚えることは難しいと思い、マカトンサインを選びました。

息子が使っているマカトンサイン

わたし自身はまだ『マカトン協会』の研修を受けていないため、マカトンに関しては児発の先生に教えてもらいながら進めています。(いずれは研修を受けるつもりです!)

ペン太が理解しているマカトンサイン

・ちょうだい
・お腹空いた
・おいしい
・おしまい

食べることが大好きなので、食べるもの欲しさに上達したサインが多いですね(^^;)『ちょうだい』は完璧にマスターしています。

ペン太流のハンドサイン

ちなみに、まだマカトンをきちんと勉強する前に習得したハンドサインがあります。

・嫌(手で×を作る)
・もう一回(人差し指を立てる)
・お願い(両手を顔の前で合わせる)

この3つのハンドサインはとても上手に使いこなしているのですが、マカトンサインとは少し異なるので今後直していくべきか考え中です。(まわりにも通じているのでそのままでいい気もしています…)

↑↑こちらの写真は…

ペン太、トイレ行く?

行かない!!(×)

というやりとりをしているところです(^^;)

『いや!!(×)』の表出はとても上手で、褒めてあげるべきなのですが、イヤなことが通ることばかりではないのでちょっと困っています💦


現在練習中のマカトンサイン

・おしまい
・トイレ
・遊ぶ
・食べる
・飲む
・待って
・ありがとう
・ごめんなさい

今、児発とも共有しながら、こちらのマカトンサインを練習中です。

『ありがとう』や『ごめんなさい』ができるようになると、コミュニケーションがだいぶラクになるかと思いますが、このあたりはペン太に『ありがとうの気持ち』が理解できないと、難しいかなぁ(^^;)

教えるときのコツ

わたしがペン太に教えるときに覚えてもらいやすいのは【ペン太の要求が強いとき】です。わかりやすく言うと【お菓子が欲しいとき】ですかね(^^;)

あとは、欲しいおもちゃの要求であったり、行きたい場所があったり。ペン太の中での強い気持ちがあるときは、上手にマネをしてくれる率が高いです。

また、ある程度、手や指を動かせたり、動作のマネができないと、習得が難しいように思います。ペン太もはじめは教えても全然上達しませんでした。

ペン太がマカトンサインを上手に使えるようになってきたのは、ここ最近のことです。お絵かきでキャラクターをマネて描くことができるようになった頃から、動作のマネも上手になってきました。

きちんとした教え方については、マカトン協会さんの研修を受けられるのが一番かと思います。わたしもいつも児発の先生に聞きながらペン太に教えているので、自分でもしっかり勉強したいと思っているところです。

まとめ

『自分の気持ちを伝えるスキル』を育てていくことが大事

言葉のない子は、自分の気持ちを伝えることが難しいです。なのでその子が生きていく上で、自分の気持ちを周りの人に伝える手段を持つことはとても重要です。

わたしや家族などは、ペン太がしゃべれなくてもなんとなく気持ちをくみ取ることができ、ペン太の想いを察することができますが、ペン太は家族だけでなく【社会】の中で生きていかなければなりません。

社会で生きていく際、まわりの人に【自分の想い】や【自分のやりたいこと】を伝えることができないと不利益や不当な扱いを受けやすくなります。

ペン太の人権を守るためにも、人と上手にコミュニケーションをとることをしっかり教えていかなければならないと思うのです。

そのために、わたしもしっかり勉強しなければいけませんね(^^;)がんばります💦

お読みくださってありがとうございました☆

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手話も勉強しました☆

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