ことばが遅い子への声かけ【療育保育士が教えるちょっとしたコツ】

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こんにちは、やむやむです☺

ペン太は現在5歳ですが、未だに発語はありません。単語や短い文はわかるときも増えましたが、まだまだ伝わらないことの方が多いですね。

療育センターで働いていると、ベテランの先生方の子どもたちへの関わりがすごく勉強になります。決して難しいことをしているわけではなく、声をかけるタイミングであったり、言葉であったり、声の大きさやトーンなどなど、ちょっと意識することで、子どもへの伝わり方が全く違うなぁと日々実感。

そんな、わたしが意識している’ちょっとした’コツを紹介したいと思います。

よかったらお付き合いください☆

このお話の内容

・注意があちこち飛びやすい子には、何度も繰り返し声を掛けたり、短く簡潔に伝えることが大事
・正しい行動で伝えてあげると、理解しやすくなる
・行動に名前をつけてあげることで、ことばの理解が広がっていく

目次

短く、簡潔に、何度か繰り返して伝える

ペン太に伝えるときは、とにかく短い言葉でわかりやすく!を意識して声をかけています。

【例】

『椅子に 座る』

『お風呂に 入る』

『靴を はく』

夫は、ペン太に対して『ペン太~!もう寝る時間になるから、パパと一緒にお風呂に入るよ~』などと言っているのを見かけます。しかし、長い文なのでペン太には理解ができず、正直いつも伝わっていません(^^;)

短く!わかりやすく!が基本です。

また、一度伝わっても、注意があちこちに飛びがちなペン太。お風呂に入りに行く途中で、何か他の物に興味が移り、途中下車…などということはしょっちゅう。。

なので、行動が完了するまでは『お風呂に入る、お風呂に入る、お風呂に入る』と、ゆっくり何度も繰り返して伝えるようにいます。

こうすることで、ペン太が途中で何かに興味がいっても、『あ、お風呂に行くんだった』と思い出しているようで、フラフラしながらもお風呂まで歩いていってくれます。

『手を洗う』や『くつを履く』のときにもよく使います。

否定『~してはだめ×』ではなく、『~して○』正しい行動を伝える

多動、衝動性の強いペン太。高いところに登る、やってはいけないことをする、危ないことをする、は日常茶飯事。何度注意しても同じことを繰り返しやります。

そんなときに、『机の上に登っちゃダメでしょ!』と、つい言ってしまうのですが、あまり伝わりません。

ダメって言われても…。じゃあ、どうしたらいいの?

ペン太的には思ってしまうのかもしれません。

そんなときは、否定ではなく、正しい行動を伝えています。

『机、おりる』というと、降りてくれることが多いです。

走ってはいけないところで走ってしまっているときは、『歩く』

うろうろ動き回ってしまうときは、『座る』(椅子を見せる)

など、正しい行動を伝えることで、次にする行動がわかりやすくなります。

実況中継をしながら伝える

ペン太が、『自分がしている行動』と『行動の名前』がつながるといいな~と思って取り組んでいます。

【外あそびをしているときの例】
『スコップで、お砂を掘っているんだね』
『ブランコに、乗っているね』

【家にいるときの例】
『パンダのぬいぐるみ、持っているね』
『車を、走らせているね』

とにかく行動に名前をつけてあげることを意識しています。

まだ発語のないペン太が、少しでも『言葉』を意識してくれると嬉しいなと思っています☺

まとめ

声かけでスムーズに動いてくれるとこちらはとても楽ですよね!

少し意識するだけでも全然違うと思うので、ぜひ試してみてください✨

お読みくださってありがとうございました☺

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